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名刺・はがき・A4チラシの印刷用入稿データを作る

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こんにちは、初心者のためのWEBデザイン教室、第2回目の授業です。
WEBデザインといいながら、今日は印刷物の制作についてです。

しかし、WEBサイトと印刷物では違うから学ぶ必要がないのでは、というのは非常にもったいない考えです。

例えばWEBサイトを開設するにあたって、DMやチラシ、ショップカードなんかも同時に作りたいという場合もありますし、これまではワードで作っていた「ワードらしい」お便りや貼り紙等も、Illustratorで作ればより自由でカッコよく仕上げられます。それに家庭では毎年の年賀状作りにも役立つかもしれません。

家庭のプリンタで印刷するという場合はあまり気にしなくていい部分もありますが、今回は、印刷屋さんにデータを渡して印刷を依頼するという場合の、Illustratorでの入稿データの作成手順を紹介します。

おおまかな手順は以下の通りです。

  1. 仕上がりのサイズを確認し、新規ドキュメントを用意する
  2. トンボとガイドを別のレイヤーに作る
  3. 背景用レイヤー、オブジェクト用レイヤー、文字用レイヤーを用意する
  4. 仕上がりイメージを確認しながら内容を作る
  5. 文字のアウトライン化をして別名保存する
  6. リンク配置した画像と共にフォルダにまとめる

※入稿する先の印刷業者によっては決まったガイドラインを設けている場合もありますので、先に確認してそちらに従ってください。

仕上がりのサイズを確認し、新規ドキュメントを用意する

まずは作ろうとしている制作物のサイズを確かめましょう。良く使われるこの3つくらいは覚えてしまってもいいですね。

種類サイズ(単位:mm)ドキュメントのプリセット
名刺91×55A4
はがき100×148A4
A4210×297B4

上記以外のサイズについては下記サイト等を参照してください。

Illustratorで新規ドキュメントを作るときは、印刷物の完成サイズより一回り大きいサイズのプリセットを選びましょう。印刷所では完成サイズより大きい紙に印刷し、その後トンボに合わせて裁断するからです。(※家庭のプリンタで印刷する場合は、印刷物サイズと同じドキュメント(アートボード)サイズでも良いです。)

ここでは、はがきの場合を例に取り、ドキュメントを作成します。

新規ドキュメントダイアログ

※表と裏、など印刷面が複数ある場合、印刷面1つに対して1つのファイルを用意します。CS4以降、1ファイル内に複数のアートボードが設置できますが、印刷業者ではそれに対応していない場合がほとんどのようです。

トンボとガイドを別のレイヤーに作る

ドキュメントができたら、まずトンボとガイドを作っておきます。

長方形ツールで、100×148mm(印刷物の完成サイズ)の長方形を描き、アートボード真ん中当たりに配置します。塗りは何でもいいですが、線の設定は「なし」にしておきます。(※線の設定がされてあると、トンボが正確にできません。)

印刷物の完成サイズの長方形を描く

トンボを作成します。「オブジェクト」メニュー→トリムマークを作成と選択します。

レイヤーパネルで、レイヤー1の名前を「トンボ」に変更し、新規レイヤーを作成します。長方形を選択して、レイヤーパネルで長方形を新しいレイヤーに移動します。

長方形を新しいレイヤーに移動

長方形をコピーします。コピーだけで、この時点ではまだペーストしません。

ガイドを作成します。長方形が選択された状態で、「表示」メニュー→ガイド→ガイドを作成を選択します。

仕上がりサイズのガイドができました

ここで、さっきコピーした長方形を前面に貼り付け(ctrl+[F])します。その長方形が選択された状態で、変形パネルのWとHの数値に続けて、「+6」と入力します(基準点は中央中心で)。長方形が3mm周り大きく変形します。

この長方形も「表示」メニュー→ガイド→ガイドを作成でガイドにします。完成サイズより3mm外側までの塗り足しを含めた範囲のガイドができます。(※塗り足しはどの種類の印刷物でも3mmなので、名刺やA4チラシの場合でも「+6」と入力します。)

塗り足しを含めた範囲のガイドができます

さらにもう一度、前面に貼り付け(ctrl+[F])します。次は、内側のガイドを作成します。このガイドは、「これ以上外側には文字を配置しない」というラインにします。端の3mm程は、裁断の際にずれて切れてしまうことがあります。デザイン上、文字をわざと端に付ける場合もあるかもしれませんが、切れては困る大事な情報は端3mmには配置しないようにしましょう。

ここの数値は任意なので、デザインや読みやすさのバランスを考えて、変形パネルのWとHの数値に続けて「-20」とか「-10」とか入力しましょう。(※家庭のプリンタで印刷する場合は、プリンタの印刷可能領域を確認し、印刷範囲に収まるようにします。)

文字切れガイド

ガイドができたら、レイヤーの名前を「ガイド」に変更し、トンボレイヤーとガイドレイヤー共にロックをかけておきましょう。

トンボレイヤーとガイドレイヤーにロック

背景用レイヤー、オブジェクト用レイヤー、文字用レイヤーを用意する

後の作業がしやすくなるので、配置するオブジェクトの種類によってレイヤーを分けておきましょう。
表示・非表示やロックの切り替えが便利になります。

作業用のレイヤー追加

これで、実際に描いていく準備ができました。

仕上がりイメージを確認しながら内容を作る

あーでもないこーでもないと言いながらデザインを進めていきます。

本当はPCでの作業に入る前に、原寸大の手書きの下書きを用意しておくといいです。下書きの時点でイメージやデザインの方向がはっきりしていれば、複雑なオブジェクトを作ってみたけどやっぱイメージと合わないから削除…とかいう無駄な作業が減ります。

デザインなんて…私センスないのに…と不安になる気持ち、よく分かります。

世の素晴らしいセンスの持ち主にはかなわないでも、デザインには一定のセオリーがあります。それを学んで、まずはセオリーにしっかり従って作ってみましょう。

下記の記事がとっても分かりやすいです。

セオリーが理解できたら、あとはセンスの良い作品をたくさん見て、どこがいいのかと考えて、自分のセンスを磨きましょう。

画像を配置する場合は、解像度に注意しましょう。印刷屋で印刷する場合は350dpi、家庭用プリンタで出力する場合は300dpi程度です。
Illustrator上に画像を配置した後、拡大縮小はしないようにします。Photoshop等で必要なサイズを必要な解像度で編集したものを、PhotoshopEPS形式に保存してこれを配置しましょう。

さて、デザインが大体できた、というところで、プリントアウトしてみましょう。
PCの画面上で見るのと、紙を手に取って見るのとでは感覚が違います。文字が小さすぎたり細すぎたり、背面の色と似すぎたりして読みづらくないか、などチェックしましょう。
オブジェクトの色や効果などは、家庭用インクジェットプリンタでは再現しきれない部分も多いので、大体のチェックでいいかなと思います。

文字のアウトライン化をして別名保存する

デザインが完成したら、いったん上書き保存します。これは、この後に修正が入った時などに使う編集用ファイルとして取っておきます。

これから入稿用ファイルを作成します。

まず、ロックの掛かっているレイヤーやオブジェクトがあれば、ロックを解除しておきます。

ctrl+[A]で全選択をして、「書式」メニュー→アウトラインを作成と選択します。これで、文字のアウトラインができました。

次に、もう一度全選択をして、「オブジェクト」メニュー→アピアランスを分割で、効果をオブジェクトに変換します。アートボード外などに不要なオブジェクトがある場合は全て削除しておきます。

「ファイル」メニュー→別名で保存を選択し、「mamatokocafeDM_ol.ai」のように、ファイル名の後ろに「_ol」(outlineの略)などを付けて、こちらがアウトライン化されたデータだと分かるように名前を付けます。WindowsとMacでやり取りをする場合、ファイル名が日本語だと文字化けするので、特に入稿データのような他人に渡すようなデータは必ず半角英数でファイル名を付けるクセをつけておきましょう。

リンク配置した画像と共にフォルダにまとめる

画像を埋め込みにした場合はこの作業は必要ありません。
画像をリンク配置にした場合は、入稿の際に必ず画像も一緒にフォルダにまとめます。

入稿データ入りフォルダ

画像はフォルダの中に入れたりせず、aiファイルと同階層に置くようにします。

データの入稿方法は印刷業者によって、WEB入稿、メール入稿、メディア入稿などいろいろありますが、WEB入稿やメール入稿であれば、このフォルダをZIP形式などに圧縮して送信することになります。

入稿データをしっかり作ることができれば、WEB上で簡単に印刷注文のできるサイトを利用できるようになります。家庭用プリンタなどで出力するより断然キレイ!
まずは、ご自分の名刺などから試してみてはいかがでしょうか。オンデマンド印刷・片面カラー・100部で、1,000円前後で印刷できますよ!

下記のサイトで印刷通販や近所の印刷屋さんを探してみてください。

お疲れさまでした!
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ありがとうございます!m(_ _)m

丼さま、

私、イベント等のDM作成をする度、丼先生のこちらの記事を参考にさせていただいております、きたむら あつみ と申しますm(_ _)m
(急激にアクセス数が上がったら、私が足しげく通っているものと思って下さい。)

本当にどれだけお助けいただいたことでございましょう!?

一度 御礼を申し上げねば…と参りましたm(_ _)m
ありがとうございます!
また、お勉強をしに来させて下さいませ~m(_ _)mv-354

Re: ありがとうございます!m(_ _)m

きたむら あつみさま

とっても嬉しいコメントありがとうございます!
お役に立てて幸いです^^

これからも素敵なDMを作っていってくださいませー!
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